「キャリアパスポート」って簡単に言うと何?親からのコメントはなんて書けばいい?

アイキャッチ キャリアパスポート

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小学校で、「キャリアパスポート」なるものを書いてきて「これなんだろう?」と思ったことありませんか?

「お家の方からのコメント」という欄もあり、子どもに「書いておいてね!」と言われるも、良いコメントが思いつかず。いつも当たり障りのないことを書いて提出していたので、今回はキャリアパスポートって何?ということ調べてみました。

親も大変ですが、子ども側も何を書いていいかわからず悩んでしまう子もいるようです。

そこで、「キャリアパスポート」を書く意味や目的、どんなことを書けばよいのかについて調べてみました。結論から言うと、お子さんのキャリア教育のために作成しているものとなるのですが、簡単に概要を書いてみたいと思います…!

キャリアパスポートとは

まず「キャリアパスポート」とは何かというところですが、キャリアパスポートは「新学習指導要領」が目指す「一人一人のキャリア形成と自己実現」を促すための教材、という位置づけだそうです。

「キャリアパスポート」とは「一人一人のキャリア形成と自己実現」を促すための教材。

なるほど、就職活動でも、過去の自分が何を頑張ってきて、どんな価値を大切にしてきたのかを振り返りますよね。

子どもが今何を頑張りたいと思っているのか、それを頑張るためにはどんな努力をすべきなのか。それらを軸に、将来どうなりたいかを考える意味合いとしての役割があるのだと思います。

学校、家庭及び地域における学習や生活の見通しを立て、学んだことを振り返りながら、新たな学習や生活への意欲につなげたり、将来の生き方を考えたりする活動を行うこと。その際、児童/生徒が活動を記録し蓄積する教材(=キャリアパスポート)を活用すること。

(引用:学習指導要領特別活動第2〔学級活動・ホームルーム活動〕3内容の取扱い)

キャリアパスポートを書き始めるのは「小学校1年生から」です。そして、小学校から高校まで、校種を越えて引き継がれます。毎学期作成し、蓄積していくことで「一人一人のキャリア形成と自己実現を目指す」そうです。

キャリア

なぜキャリア教育が大切か

学校・家庭・地域社会で生きる子どもたち

人は他者や社会との関わりの中で、職業人、家庭人、地域社会の一員等様々な役割を担いながら生きています。こうした様々な役割について,人はその関係や価値を自ら判断し、取捨選択や創造を重ねながら取り組んでいきます。こうした役割の連なりや積み重ねがキャリアとなります。(引用:キャリア教育リーフレット特別編

なるほど、人は様々な「役割」を担って生きています。子どもの場合にはいろいろ環境の中で生きていると言えばわかりやすいでしょうか。

「学校での僕/私」「家庭での僕/私」「習い事での僕/私」「地域社会での僕/私」。求められる役割も、大事にしている価値観も人によって違うでしょう。

実際に「キャリアパスポート」の様式には、「学習面」「生活面(友達関係含む)」「家庭面」で頑張りたいことを書く欄があります。キャリアパスポートを書くことで、子どもは自分の役割や頑張りたいことを言語化することができます。

目標設定と振り返り

「目標を設定する」ことも大事ですが、その目標が達成できたかを振り返ることも同じくらい大切です。

「目標設定→結果→評価」を繰り返すことで自分を理解し、将来への生き方につなげることができる、といいます。そのための教材が「キャリアパスポート」なのですね。

学校及び家庭でのキャリア教育に関わる様々な学習活動に対して、見通しを立てたり学んだりしたことを振り返って、自己評価する。
自身の変容や成長を感じることで、新たな学習や生活への意欲、将来への生き方を考える活動へとつなげていく。

実際にこうしたキャリア教育の取り組みをすでに行ってきた学校と、そうでない学校を比較調査したところ、キャリア教育を行っていた学校の方が、行っていなかった学校の児童より「自己の生き方や進路を真剣に考えていた」そうです。

「将来どんな自分になりたいか」を定期的に考えることで、自身の成長と課題を理解し、新たな学習・生活意欲へとつなげていく。キャリア教育を取り入れることで子どもたちが自己の生き方を考えるきっかけになってほしい、という国の意図だとわかります。

キャリアパスポートにはどんなことを書く?

キャリアパスポートの様式ですが、文部科学省のHPでみつけることができました。これを参考に、地域の特徴などを反映して各学校でフォーマットをつくるそうですが、我が子が通う小学校はほぼこのフォーマット例の通りでした!

例

 

「キャリアパスポート」は学年によって内容が異なります。学年が上がってくると、「頑張りたいこと」と「なりたい自分になるためにどうするか」を書くようになっていきます。

書く頻度ですが、学年のはじまりに目標を書き、毎学期及び学年末に振り返りを書きます。

また、「学校行事」バージョンもあります。例えば運動会や音楽会ではどんなことを頑張ろうと思って、自身がそのイベントにどう取り組んだのかを記録します。

 

<小1娘の場合>

まだ小学校1年生なので、当たり障りのないことを書いています。学習面では「足し算・引き算をがんばる」、生活面では「早寝早起きをする」など。先生が例を挙げてくれるそうで、学校で書いて持って帰ってきました。

 

先生や親からのコメントも大切

子どもの気持ちや頑張りを認めよう

子どもが目標や振り返りを書く「キャリアパスポート」ですが、下に「先生からのコメント」および「おうちの人からのコメント」を書く欄があります。キャリアパスポートを蓄積していく上で、この先生と親からのコメントの部分が大事、と言います。

親からのコメント部分は何を書くか迷うかと思いますが、子どもが頑張ったことや、結果だけでなく努力の過程を褒めてあげると良いそうです。

「テストで点をもっと取りたいと思っているんだね!そのために〇〇を頑張っているね!」
「運動会の練習のために、朝早く起きることを心掛けたね!」
「植物の水やりのお手伝いをしてくれてありがとう!」

親からのコメント応用編

子どもが書いた目標や振り返りが子ども側の「語り」であるならば、保護者は「問い」をしてみるのも良いかもしれません。「それを頑張るとどういう未来が待っていると思う?」「その目標を達成するためには何を頑張れば良いと思う?」など、聞いてみると今の頑張りが将来につながるという見通しを意識できるのではないでしょうか。

「小さなストーリーが自分をつくる。」と言います。子どもが感じたほんのささいなことから自身の価値観形成につながることがあるかもしれません。親からの「問い」も積極的にしてみてほしいです。

先生

まとめ

ネット上では賛否両論のあるキャリアパスポート。心に留めておいてほしいのは、「キャリアが変わっても大丈夫」ということです。昔に書いたキャリアパスポートが無意味なものに感じることもありますが、それは自然なことだと私は思います。なのであまり気負わずに書いてみるのが良いのではないでしょうか。何を書けば良いか悩みすぎて書けない子は、それだけ真剣に考えている証拠だとも思います。

繰り返しとはなりますが、「キャリアパスポート」とは「一人一人のキャリア形成と自己実現」を促すための教材です。

私見ですが、子どもの成長に合わせてうまく利用できる時には活用し、書くのが難しいときには当たり障りのないことを書いてやり過ごすくらいの気持ちで良いのではないでしょうか。

 

 

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